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Date: 2007-03-27 19:08毎月の味気ない凍結アカウント数,なにやら海外業者への手引きをした人を逮捕したとかいう記事,セキュリティーカードの導入,クレジットカードの本人認証等々,進んではいるんだろうけどプレイしているユーザの立場からすると「なんだかあいかわらずBOTはうざいし何もかわってないよな~」というのが感想でしたが,これをしっかり「何をやっているのか」の情報を知らせてくれるとまた違った見方もできます.NCJのアナウンスではなくIT-PLUSの記事「オンラインゲームの不正行為と最前線で戦う男【コラム】」です.こういう情報があると「その対策の裏で何が起こっているのか」ということについて理解を深めることができて助かりますね.
でも,結局プレイしているユーザが体感できる効果がないのだから意味がないじゃないか?
ということも言えますが,これには「そのとおりだよね」と思う部分と「いやー何言ってんの?」と思う部分があります.
結局NCJは何も成果を出してないよ
単純にゲームをしているユーザの感想としていえば「結局NCJは何も成果を出してないよ.」と言いたくなりますよね.何もしなかったら悪化していたのを食い止めている,という見方もあるかもしれませんが.ある程度リネ2をやっているユーザから見れば誰もがBOTだと分かるキャラクターが,狩場によっては隙間なく存在している.「なんでこれを放置しておけるの?」と本当に不思議です.
しかし,「クレジットの被害の対策などよりも,NCJは今現在プレイしているユーザが身をもって効果を感じられるような対策をすべきだ.」という熱心なユーザの言うことは当てにしてよいのでしょうか?
NCJの対策はそれなりにまともではないか?
ユーザの視点ではなくゲームから離れて見たときはまたちょっと違ったことを考えます.ユーザの望むゲームを作っていくことが,企業にとって必ずしも健全な経営に結びつくとは限りません.クレジットの被害のような直接的に企業の利益に響く問題より先にユーザの実感として効果的な対策をしたとしても短期的には利益には繋がらないということもあり得ます.
儲け中心で見れば,大成功をし,利益を多くだせれば一番良いですが,たいした成功を収めれないならば(ある程度大きな企業の場合)さっさと事業をやめるなり,(ベンチャー企業ならば)会社をつぶしてしまって次の手を考えるのが次に良く,最悪なのが成功も失敗もせずだらだら続くことだ,という考え方もあります.ユーザの望む対策に全面的に取り組んだ結果,ユーザからの評価は非常に高まったが,経営としては最悪のパターンになった.ということもあるかもしれません.もちろん評価が高まったことによりユーザもより多く集まり大成功することになるかもしれませんが,それは誰にも分かりません.ただ,NC・NCJの選択としてBOT対策はお金のかからない程度に適度にやり,いよいよゲームとして成り立たなくなったらその事業を捨てるという選択肢は当然ありでしょう.
「儲けだけ考えてないで誠実な対応をしなさい」というユーザは無責任ですから,誠実であった結果,会社が傾いてサービスもままならなくなったら他のゲームに行くだけでしょう.そんなものは当てにするべきではありません.たとえ助けてくれる意思のあるユーザがいたとして,そのユーザは大株主にでもなって資金的援助をしてくれるでしょうか?助けてくれる心意気よりもゼニの方が重要なわけです.
また,私自身も含め,特に根拠もなく「みんな」そう思っている.という表現を使ってしまうことがありますが,BOT自体が迷惑だというのはほとんど「みんな」共通のことだとは思うものの,BOTがいなくなったらそれに伴って減るユーザがあるかもしれませんよね.BOT・RMT業者は別にリネ2が楽しくて遊んでるわけじゃなくて,RMTの利用者がいるから,それによって儲けることができるから存在しているわけですから.
BOT・RMTとそれらに依存するユーザの存在の消滅は極短期的な視野でみれば企業にとっては業績悪化であり,長期的にはどうか?というのは未知数です.つまり「BOTは害でしかない」というのはユーザ「みんな」に共通のことではなくこと既に切り離せないこのゲーム一部という見方もあるということです.
結局
何が言いたいの?ってことになってきましたが,以前のエントリーとも共通することですが,「XXするのが当然だ」,「XXが常識」と思った瞬間,全く逆のことも成り立つのではないか?ということを考えてみるとそっちもそれなりに理解できてしまったり.結論は「BOT対策は難しいなー」という適当なことで.
何にせよ冒頭に上げたIT-PLUS記事のような情報が得られるのは良いことだと思います.また,記事の内容もなんだかこれから良くなっていくんじゃないか?という感じを持てるものなので期待していきたいですね.